飛行機は飛び立つときより着地が難しい。人生も同じだよ~ホンダF1を振り返る~ [F1]
ホンダ創業者、本田宗一郎氏の言葉です。
F1撤退のニュースから週明けて、なんだかいろいろとみなさまからメールを頂きました。
このところのF1の変な動きにスポーツよりも政治の動きばかりが目についた今シーズン。
そしてこの話。
先週の撤退の話の時には、そんなに実感湧かなかったんですけど改めてうちのライブラリにあるホンダF1の写真を見直すと、いかにこの撤退がでかい話だったんだということを思い知らされます。
無敵の第2期のV6ターボ。
そして伝説のダブルシックス。
第3期のV8エンジン
こうやって車体のひとつひとつにも思い入れがあるもんなあ。
トーチュウの記事から抜粋ですが、更にF1は変わっていくようです。
またいつの日がレッドバッジがノーズに輝く日を信じて。
◇2009年
▽エンジン
・1チーム年間20基。内、テスト用4基。1人のドライバーにつき最高8基
・回転数を1万8000rpmに制限
・内部の再チューニング禁止。トランペット(吸気バルブ)とインジェクターの調整のみ可能
・3レース1エンジン制(11月5日の決定通り)
・非メーカー系チームのエンジン・コストを08年価格の50%に
・09年のルノー・エンジンのみ変更可、ほかのエンジンについては変更なし
▽空力
・09年1月1日以降、60%スケールおよび毎秒50m以上の風洞の使用禁止
・マシン開発における、CFD(計算流体力学)施設と風洞の使用比率は、チーム間で合意に達すれば、FIA(国際自動車連盟)に提出
▽その他
・シーズン中のテスト禁止(レース週末のフリー走行以外)
・年間6週間のファクトリー操業停止
・タイヤ、燃料の情報を共有し、スポッター(ライバルの戦略等を探る監視員)の必要性を排除するなどの対策を行い、人員削減を行う
・予選方式の変更、ドライバーズ・ランキングでのメダル制の導入など、市場調査を実施中
◇2010年
▽駆動系
・エンジンは年間500万ユーロ未満で非メーカー系チームに提供される
・エンジン開発は12年まで凍結
・トランスミッションの統一(実用可能と確認された場合)
▽シャシー
・シャシーの全部品リストを作成し、競争力の違いを生むか否かを判断
・競争力の差が出る部品はシーズン前に承認
・一部部品は競争力の差を残すが、安価な材料を使用
・競争力に差が出ない部品については規格化し、最も経済的な方法で購入または製造
▽レース週末
・無線およびテレメトリー・システムの標準化
・タイヤ・ウオーマーの禁止
・タイヤの機械的な空気抜きの禁止
・給油禁止
・市場調査をした上で、レース距離または時間を短縮
▽ファクトリー
・空力学的研究のさらなる制限
・(工場内でのタイヤのデータを収集する)タイヤ・フォース・リグ(垂直フォース・リグ以外)の禁止
・ファクトリー施設を徹底調査し、さらなる設備の削減を目指す
◇長期計画
・エネルギー効率に基づき、13年に向けて新しいパワー・トレインの可能性を調査
・KERS(運動エネルギー回生システム)は09年の規則の一部だが、義務ではない。10年に向け、FOTA(フォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション)は標準化KERSの提案を検討
F1撤退のニュースから週明けて、なんだかいろいろとみなさまからメールを頂きました。
このところのF1の変な動きにスポーツよりも政治の動きばかりが目についた今シーズン。
そしてこの話。
先週の撤退の話の時には、そんなに実感湧かなかったんですけど改めてうちのライブラリにあるホンダF1の写真を見直すと、いかにこの撤退がでかい話だったんだということを思い知らされます。
無敵の第2期のV6ターボ。
そして伝説のダブルシックス。
第3期のV8エンジン
こうやって車体のひとつひとつにも思い入れがあるもんなあ。
トーチュウの記事から抜粋ですが、更にF1は変わっていくようです。
またいつの日がレッドバッジがノーズに輝く日を信じて。
◇2009年
▽エンジン
・1チーム年間20基。内、テスト用4基。1人のドライバーにつき最高8基
・回転数を1万8000rpmに制限
・内部の再チューニング禁止。トランペット(吸気バルブ)とインジェクターの調整のみ可能
・3レース1エンジン制(11月5日の決定通り)
・非メーカー系チームのエンジン・コストを08年価格の50%に
・09年のルノー・エンジンのみ変更可、ほかのエンジンについては変更なし
▽空力
・09年1月1日以降、60%スケールおよび毎秒50m以上の風洞の使用禁止
・マシン開発における、CFD(計算流体力学)施設と風洞の使用比率は、チーム間で合意に達すれば、FIA(国際自動車連盟)に提出
▽その他
・シーズン中のテスト禁止(レース週末のフリー走行以外)
・年間6週間のファクトリー操業停止
・タイヤ、燃料の情報を共有し、スポッター(ライバルの戦略等を探る監視員)の必要性を排除するなどの対策を行い、人員削減を行う
・予選方式の変更、ドライバーズ・ランキングでのメダル制の導入など、市場調査を実施中
◇2010年
▽駆動系
・エンジンは年間500万ユーロ未満で非メーカー系チームに提供される
・エンジン開発は12年まで凍結
・トランスミッションの統一(実用可能と確認された場合)
▽シャシー
・シャシーの全部品リストを作成し、競争力の違いを生むか否かを判断
・競争力の差が出る部品はシーズン前に承認
・一部部品は競争力の差を残すが、安価な材料を使用
・競争力に差が出ない部品については規格化し、最も経済的な方法で購入または製造
▽レース週末
・無線およびテレメトリー・システムの標準化
・タイヤ・ウオーマーの禁止
・タイヤの機械的な空気抜きの禁止
・給油禁止
・市場調査をした上で、レース距離または時間を短縮
▽ファクトリー
・空力学的研究のさらなる制限
・(工場内でのタイヤのデータを収集する)タイヤ・フォース・リグ(垂直フォース・リグ以外)の禁止
・ファクトリー施設を徹底調査し、さらなる設備の削減を目指す
◇長期計画
・エネルギー効率に基づき、13年に向けて新しいパワー・トレインの可能性を調査
・KERS(運動エネルギー回生システム)は09年の規則の一部だが、義務ではない。10年に向け、FOTA(フォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション)は標準化KERSの提案を検討
こんにちは。
F1もコストだの競争力だので、雁字搦めになって行きますね。
走る実験室で、知恵と技術を昇華させるのは、過去の事になるんでしょうか?
by HIRO (2008-12-15 10:24)
いろいろ規制がかかるんですね~
イコールコンディションを目指すのはいいけど、レースはやはり技術力を
試す場だと思うのですがね。。。下に合わせてどうするw
エンジン開発凍結は同意権です。いつまでも化石燃料に頼っていては
駄目なんですよね。
新しいパワートレインでるかな♪
by Ten (2008-12-15 23:21)
こんばんは!
F1が4Rモータースポーツの頂点なのは変わりないんでしょうが、パッと見て面白いかと言うと・・・。
WTCC、DTM、NASCAR等非フォーミュラの面白さが際立ちます。
日本のSUPER GTもこのままで良いのか?
by 木っ端ミジンコ (2008-12-15 23:33)
お久しぶりです。
ナンカ、レギュレーションもドンドン変わってメーカーとしても、F1の参戦意義を
見出せなくなってるんですかね。
しかも、この経済情勢の悪さ。
WRCでもスズキが09年から休止。スバルも休止を検討中だって。
来年のモータースポーツはどうなるんでしょうか。
by Koji (2008-12-16 09:46)
この規制の山を見て……テストや実験禁止って明らかに安全性でもマイナス……。
ダウンフォースを弱める方向といい、タイヤのグリップを落とす規制といい、広告スペースばかり増えていく車体といい、なんとも…(苦笑
by 大磯 (2008-12-16 16:54)
>hiroさん、こんにちは。
最高峰のフォーミュラーとは思えない規則が続き、ちとゲンナリ。
それでもF1は進んでいくんですけどなあ。
>TENさん、こんにちは。
もうねえ、100年に一度の経済危機に楽しみが全部封印されてる気がしますよ・・・。
とほほ。
やっぱりねえ~厳しい燃費制限でのエンジン開発。
これがベストじゃないかと思うんですが。
EF1の時代も間近ではないかと。
> 木っ端ミジンコ さん、こんにちは。
先日夜中にやってました総集編やってましたけど、なぜだか総集編は素晴らしく面白いんですよね~
。なぜだ?
このまま行くとSUPER-GTもどうなることやら?
どちらかというと私もハコモノのレースの方が好きです。
>Koji さん、こんにちは。
本日のケオラボでも特集しようと思いましたが、スズキの撤退かあ。
返す返す今年はWRカーの最後を見れて良かったような。
次回お会いするのはS2000ベースですなあ。
・・・スバルが撤退したら、スバルはスバルじゃないぞ。
>大磯さん、こんにちは。
給油禁止ってレギュレーションだけが同意見です(笑)
レース時間短縮って、やっぱりみんな長いと思ってるんだなあ~。
ピットイン無しのスプリントだったらいいのか?
by KEO (2008-12-16 17:17)